ニセコクラシック 惨敗

今年前半の最重要レース。

昨年優勝のN選手のそばで勝負所を迎えてた後、力試し、というラフなシナリオ。

前半の平坦部分は大過なく過ごす。

 

スタートは8時なので5時起きでゆっくり準備。

昨日購入したパンを食して0630に出発。

2時間くらいのレースなのでそれほど食事に気を遣わなくても良いので楽。

アップがてら走って0715着。

会場にはゴールまで荷物を運んでくれるトラックが居る!知らなかった。

急遽コンビニ袋にウィンドブレーカーを突っ込んで渡す。

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さてスタート、直後目の前の選手が突如スローダウン、、、なんと走りながらリアブレーキのクリアランス調整を始めた。当然後ろに手を伸ばしているのでフラフラ。そしてストップ。マジか!

右は路肩、左は追い越す選手の流れ。動けず困るがどんどん先頭が離れていく。

なんとか抜けて先を見ると先頭は最初の短い登りの遥か先。

眼前には横一杯先発の女子の集団。

ヤバイ、ドンドン離れる。

慌てて声をかけて横を抜けた瞬間、横から良いスピードで加速する小集団が来たのでとっさに飛び乗る。

この集団のペースが快適。

どんどん進む。前の集団を吸収してはリストラして刻々とシャープな構成になっていく。

前の集団に居たCRもリストラに耐え元気に集団にいる。

勝負所5キロ手前でN選手含め数人を捉えた。

もう少しでジョインしめしめ後少し!とモグモグしてたら、なんと中切れが起きている。

ジョインした瞬間にドンバチが始まったのか、ペースアップした模様。

先頭付近一列棒状になっている。

ペースアップに付けなかったかグループに残ってしまった。

集団まで5秒くらい?

急ぎ飛び出すが、軽くアゲインストも相まって届かない。

誰か交代!と後ろ向くが離れている。。。

1分全力、しかし届かず。

それを判断したのか、クラクション鳴らしてコミッセールの車が追い抜いていった。

終わった、今年のニセクラ。

完全にミス。

気持ち切らさず平坦220W維持で進もう。

登りで落ちてくるはず、と気を取り直し踏む。

 

30秒位の登りを終え下っていると先にメカニコの車。

カニコが畑から伸びる手を引いている。

見慣れたジャージ。

なんとCR、泥だらけw

先頭集団に残ってたCRだがその後路面の穴ボコに引っ掛かりジャンプして畑の飛び込んだ模様。

さすがに泥だらけの身内を置いてきぼりにするわけにはいかずストップ。

どうやら走れるようなので再スタート。

この間3分強。

少し走っていると、ホイールが振れてるとCR。

実は触れてなかったのだが動揺した心がそう感じさせた模様。

こちらのホイールと交換して再スタート。

自分は振れてても多少なら大丈夫と、ホイール組んでビックリ。

ブレーキシューがリムに接触してホイールが回らない。

CRのCLX32はワイドリム。

しまった、全く進まない私の自転車。

オフィシャルカーに聴いたらニュートラルカーが来るから待ての指示だが全く来ない。

すると観かねた応援してくれていたおじいさんが自宅から六角レンチを持ってきてくれた。その数、優に100本はあった。適当なサイズを選び、ブレーキシューの間隔を拡げて再スタート。

記録を見るとこの間10分強。

 

220WのSSTを1時間、ところどころ300W前後で数分。

そこそこ抜きつつ、140kmの先頭に抜かれつつ、後ろの戦闘にまざりつつ、気づくとゴール。

世界選基準の選手との差はロストタイムの合計値とちょっと。

集団に残ってれば、、、れば、、、悔しい。

しかしCRのどろんこ痣だらけの割に大きな怪我なしが不幸中の幸いのニセクラだった。試合前1週間の緊張感含め楽しめたレースだった。